こんにちは、「レディースローンNAVI」管理人の藤原です。
今日は、私が何でこんなサイトを運営しているのか、そのキッカケをお話したいと思います。
9割は、藤原が如何に駄目大学生だったかというお話ですが、1割くらいは「こんなちょっとしたことで人は借金するようになるのです」という警鐘を鳴らすためにお話します。
目次
暇だった。それだけで借金までした大学生時代
藤原が入学した大学は、かなり緩い大学でした。
サークルはおろか、ゼミに入らなくても、論文を書かなくても、必要単位さえ取れば卒業出来る学部に入ったので、正直テスト期間以外はかなり暇でした。
空いた時間を労働に当てるような気概もさほど持っていなかったので、一人暮らしの家でひたすらゴロゴロして、お友達はニコ◯コ動画とYouT◯beという堕落した日々。
そんな藤原ですが、高校時代までは比較的真面目で、髪を染めたことも無ければ、ピアスも開けてないし、スカートの丈も既製サイズそのままにしていた地味な学生でした。
数学だけは苦手でしたが、それ以外の科目は全部80点以上取れる程度には、そこそこ真面目に勉強もしていました。
パチンコ・スロットなんてものとは縁遠い真面目な人生だと思います。高校までは。
では、高校と大学で何が一番変わってしまったのか。
それは圧倒的に「暇かどうか」と「家族の目があるかないか」の2点です。
高校時代は暇でも「宿題やったの?」「ゴロゴロしてるなら部屋の掃除でもしな!」と言ってくれる人がいました。
校則で強制的に部活動へ参加しなきゃいけませんでしたし。
しかし、一人暮らしの大学生になると、圧倒的な暇を、本当に暇なまま過ごさないといけなくなりました。
人間が持て余しちゃいけないのは大金より脂肪より「暇」
暇だと人間、何をしだすかわかりません。
暇を持て余した昔の藤原も、「18歳 何をすべき」なんて迷走感たっぷりの検索ワードを、Googleの検索窓に打ち込み出しました。
検索して見た結果、「18歳になったら出来るようになること」なんてリストをまとめたサイトを見つけました。
車の免許証が取れる、男の子なら結婚出来るようになる、などの情報をまとめたものですね。
その中で「パチンコやスロットなどのギャンブルが出来るようになる」という項目を見つけたのです。
暇だから、調べちゃいますよね、「パチスロ 怖い」とか「パチスロ 危ない」とか、まずは自分がとっつきやすそうな情報から。
まだ「やだーこわーい」とか言ってる余裕がありましたね。
暇潰しからパチンコ店デビューまで10日
調べてみると、自分が好きだったアニメやゲームの台がいっぱい出てたので、調べることはたくさんありました。
あまりに日々無益で怠惰な毎日を過ごしていたため、例え内容がギャンブルであろうと、強い興味を持てて、好奇心がムクムク湧いてきて、あれこれと気になるものがある状態そのものが嬉しかったのです。
面白そうなアニメもやってない時期でしたし、「このまま何も楽しいことがないと思いながら生きていく、暗くつまらない大人になってくのだろうか」と不安に思っていたのもあって、ちょっとでも興味を持てると非常に嬉しくて仕方ありませんでした。
そして、ネットで遊び方を調べ初めてから10日で実店舗へ、しかも1人で乗り込むことになります。
無駄に行動力と度胸があった自分を呪わずにはいられません。
ビギナーズラックが来なかったことが罠になった
よく、初めてのギャンブルで、ビギナーズラックを引き当て大勝する人の話を聞きます。
そして大半の人はそれで金銭感覚が狂ってしまい、キャッシングにまで手を出すようになる、と。
しかし、私はそんな強運の持ち主ではなく、初日は5,000円使って、あっさり負けて帰りました。
お店に滞在していた時間は1時間たったかたたないかぐらいでした。
大学生にとって1時間5,000円もする遊びはおっかなくて、もう2度とやるまいと心に誓いながら家に帰りました。
しかし、家に着くと、ムクムクと悔しさが湧いてきます。
そして「どうやったら勝てるのだろうか」と調べ出します。
だって暇なので。
一度リアル店鋪を経験してるので、ネットで見るだけだった時よりも、情報サイトに書いてあることへの理解度も深まります。
「次はもっと上手く出来る気がする」とか思い出します。
実際、次は5,000円使って、1回当たりを引き、6,000円分のメダルを獲得出来ました。
1,000円勝てた。
調子に乗って次の日もまた行って、また5,000円使って、今度は1万円分のメダルを獲得出来ました。
初日の負けを取り返して、三日間で1,000円のプラス。
それだけで十分楽しかったですし、カッコ良く言うと自分でPDCAを回せているような達成感すら感じていたんです。
ビギナーズラックが来なかったからこそ、「自分は真っ当な金銭感覚を保ったまま、お小遣い稼ぎも出来るゲームとしてスロットを楽しめる」と勘違いしてしまったんですね。
痛い目を見ない内に離れるべき
しばらくスロットをやってれば、1回くらいは偶然でとんでもない大当たりを引くことがあります。
私もありました。
3,000円が20万円に化けたことが。
金銭感覚おかしくなるなという方が無理なほど、脳みそにナントカ成分が溢れ出まくっていました。
この日をキッカケに、1日で使っていい上限額が1万円から2万円になり、2万円が3万円になり…。
学校とパチスロ通いの合間にしかバイトしてない大学生の稼ぎで、そんな遊び方してたらまず間違いなくお金が足りなくなります。
金銭感覚が狂うと、もう正常な判断力も失われます。
借金生活に突入して
この時点で、大学生が1、2ヶ月節約して過ごしたところでどうにもならなくなっていました。
家賃も払えず、常にガスか電気のどっちか、最悪両方止められているような状態(水道は、本当に究極の究極まで止めないでいてくれるのです)。
チキ◯ラーメンを生のまま齧りながら、ついにキャッシングに手を出す決意をします。
藤原が使ったのは、女性専用コールセンターがあったという理由だけで、プロミスレディースキャッシング。
何も世の中のこと知らないバカ大学生だったのでかなりビクビクしていましたが、びっくりするぐらい腰の低い言葉遣いで、とても丁寧に説明してくれるお姉さんが電話して来てくれて、とても安心したのを覚えています。
ネットから申し込みをして、家で妙にヘコヘコしながら電話を受けて、渋谷にあるプロミスのATMからお金を引き出した日、絶望も悲しみも抱きませんでした。
「あー、これで久しぶりに店ラーメン食べに行けるわ」か、「これで電気つくから、ネットで銀◯伝の続き見れるわ」ぐらいにしか思って無かったと思います。
この時の私には1万円札が、30分~1時間ほどスロットで遊べて、オマケでラーメンも食べれる券ぐらいにしか見えてなかったのでしょう。
狂った金銭感覚が戻ったキッカケ
それからは、最低返済額で返済しながら、電気代かガス代の支払いを余裕見つつして、現実から逃げるようにパチスロ通いしてました。
もう勝つとか負けるとかじゃなくなってるので、当然負け越す日々です。
でも家にいると猛烈に窓から飛び降りたくなり、その度に「あ、ウチ2Fだからダメだ、死なないわ」って自分で冷静にツッコんで、ケラケラ笑うくらいヤバい人になってしまうので、とにかく外に出たかったんです。
1週間の内に何日かは、「今日こそパチスロ行かないぞ」という決意を実行出来る日があり、そんな時はひたすらブッ◯オフで立ち読みして時間つぶしてました。
巻数が多いマンガ好きになったのは、多分この頃からです。
デン◯シーロールを練習したりしましたが、出来るようにはなりませんでした。
そして遂にX-DAYが来ます。
家賃の滞納歴がシャレにならないことになり、実家へ連絡入れられてしまったのです。
恐怖の大魔王降臨
藤原には、怒らせるととんでもなく怖い姉が1人います。
そんな姉が、母から全ての話を聞き、SOSを受信して飛んできました。
文字通り飛んできたんです。
玄関開けて何の一言もなく飛び蹴りを食らう経験は、人生でもう二度とないと思います。
玄関で正座させられ、延々と説教食らう経験も、出来ればもう二度と起きないで欲しいです。
しかし、大魔王はとんでもなく怖いですが、とんでもなく優しいお姉さんなんです。
- 自分で相談して来ず、大家さんから連絡を入れさせたこと。
- 相談するタイミングを逃しすぎであること。
- 長々嘘を重ねるより、早々に怒られる方が傷は浅いと判断できなかったこと。
と、「私がどこで何を間違えたのか」をきちんと教えながら怒ってくれたんです。
もしこの時大魔王が、「大学にも行かないで何やってんだ」「お母さんに悪いと思わないのか」など感情面で怒鳴りつけるだけだったら、今とは違った未来があったかもしれません。
必要なのは叱られる勇気でした
大魔王が言うように、私に足りなかったのは、バカなことをした後、打ち明ける勇気、そして叱られる勇気でした。
「人生で、一回もバカなことするなって言う方が無理よ。でもその後、きちんと相談したり打ち明けたりしないで、誤魔化そうとしてバカの上塗りをしたのはクソバカ」
という大魔王の言葉が胸に刺さりました。
そして数時間ほど説教した後、大魔王は自分の貯金をはたいて、私の借金を全て肩代わりしてくれました。
「利子は取らないけど、全額きちんと返済するように。あと次パチスロやってるの知ったら一括返済させる」
と念押しされましたが、「次に何かあったらもっと早く相談しなさい」とも言ってくれたのです。
縁を切られても仕方ないと覚悟していた中で、そんなこと言ってくれるお姉ちゃんの優しさによって、さすがの藤原も目が覚めました。
適度な良い子ほど泥沼にハマる理由
自分で言うのもなんですが、藤原は高校生までは地味で真面目な方でした。
小中は皆勤賞でしたし、高校生になっても反抗期らしい反抗期は迎えず、大学生になった途端家賃を滞納するようになったら、両親からしたら「なんであの子が?!」状態だったろうと思います。
ですが、おおよそ良い子のまま生きてきたので、あまり叱られて生きて来ませんでした。
叱られるのは本当に悪いことや危ないことをした時なので、小学校高学年ぐらいからはほとんど叱られない人生でした。
だから、大魔王に愛のある叱りをしてもらうまで、「叱られることで得られる打開策」があるなんて思ってもいなかったのです。
厳密には「相談することで打開策が得られる」わけですが、その「相談」を「叱られちゃう」という気持ちで蓋をするので、叱られる勇気を持たない子は、相談出来ない子にもなるのだなと気付きました。
まとめ
ひとまずこの体験で学んだことをまとめます。
- 相談出来る人がいるなら、叱られる勇気を持って打ち明けること
- バカをした後で焦ってる時に自分でフォローしようとしても、バカの上塗りにしかならない
- レディースローン(というか借金全般)は、その場しのぎにはなるけど、根本的な解決にはならない
- 相談されたら、最後は必ずきちんと相談する勇気を持ったことを褒めてあげよう
こうした経験を経て、私はこのサイトを運営しています。
ベストは、誰か身内に頼れる人がいるなら相談することです。
でも、誰も頼れなくて自分でどうにかするしかないなら、せめてちゃんとした業者を使ってください。
ウ◯ジマくんの世界は決して遠い世界の話じゃないと思います。
バカの上塗りしまくってて、何が正しい打開策なのか冷静に判断出来ない状態では、どんな決断をしてしまうか分かりません。
借金などしたことない人は大手消費者金融をひたすら悪く言うかもしれませんが、怪しげな業者を使うよりはまだマシです。
ただ、借りなくて良いなら借りないに越したことはありません。
あくまでベストは「借金する前に相談する」「借金しなきゃいけない状況に陥る前に相談する」です。
どうぞ今一度スマホの中に入ってる電話帳アプリの「家族」フォルダや「友達」フォルダを見てみてください。
言える相手がいないのであれば「キャッシング会社の選び方」左記のページから、自分に適した借入先を見つけましょう。
でも、言える相手がいないのではなく「言いたくない」だけだったら、打ち明ける勇気を是非持ってください。
相手はいっそ家族や友人でなくても良いです。
学生なら、学校にスクールカウンセラーが来てたり、社会人でもNPO法人などで相談先はいっぱいあります。
例として、パチンコを初めとするギャンブル依存症に悩む人をサポートする団体と、どんなことでも相談OKという団体を紹介します。
ぱちんこ依存問題相談機関リカバリーサポート・ネットワーク
リカバリーサポート・ネットワークは、パチンコ・パチスロの遊技に関する依存及び依存関連問題解決の支援を行うことを目的に設立された非営利の相談機関です。
050-3541-6420
無料電話相談回線(IP電話)
月~金(祝祭日除く)10:00~16:00
一般社団法人 社会的包摂サポートセンター
よりそいホットライン
0120-279-338
(よりそいホットラインで相談出来ること)
- 暮らしの中で困っていること、気持ちや悩みを聞いてほしい方
- 外国語による相談(Helpline foreigners):英語、中国語、韓国・朝鮮語、タイ語、タガログ語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、ネパール語
- 性暴力、ドメスティックバイオレンスなど女性の相談
- 性別や同性愛などに関わる相談
- 死にたいほどのつらい気持ちを聞いてほしい
- 被災者の方で困っている方
ギリギリのところで「堕ちるところまで堕ちる」ゾーンには入らなくて済んだ藤原の切なる願いは、余計な借金をしないで済む女性が増えることと、どうしても借りなきゃいけない場合でも出来るだけより良い借入先から借りられることです。
誰かに相談してみましょう!
本当にそれだけです!
超余談ですが
こんな藤原ですが、大学は無事卒業できました。
そして無事に一般企業(ちゃんと昼職ですよ)に正社員として就職も出来ました。
大魔王への借金も完済して、年末年始には大魔王の好きな日本酒を贈っています。