ギャンブルにハマって借金をした女性たちの体験談まとめです。(画像はイメージです)
目次
軽度:1~2社から借金
まずは、まだ比較的軽度な人たちの借金事情から。
「消費者金融から30万、銀行カードローンで20万の合計。今の目標は返済実績積んで、銀行カードローンの方で1つにまとめてもらうこと」(R.Eさん)
「消費者金融から15万。家賃滞納しかけたので慌てて借りた。即日融資で銀行に振り込んでほしくてプロミスにした。」(I.Tさん)
「三菱東京UFJ銀行カードローンで50万。いつの間にここまで増えちゃったんだろう」(U.Zさん)
銀行カードローンと消費者金融両方から借りてる人が意外と多い?
最初のR.Eさんのように、消費者金融からも銀行カードローンからも借りているという人が結構います。
借金とは縁遠い人生を歩んで来たのに、突然ギャンブルで道を踏み外したがために、借金といえば消費者金融しか出てこなかったという人も少なくないようですね。また、銀行カードローンで増額してもらおうとしたけど、審査に通らなかったから消費者金融で借りたという人もいました。
軽度な人が多いせいか、借り方も、借りている金額も、まだ比較的控えめですね。
中度:3社以上から借金
次に、ギャンブル依存症レベルの人たちが続出してくる「3社以上から借りている女性たち」を見てみます。
「パチンコの軍資金で、ATMで1~3万ずつ借りてた。気づいたら消費者金融3社から100万円借りていた。カードローンって怖い。いつの間にかキャッシュカードと勘違いしだす。今、派遣切り食らったら詰む」(N.Mさん)
「クレカのキャッシング→銀行カードローン→消費者金融でどんどん限度額いっぱいまで借金、借金、借金。総額?いくらなんだろうね?今はまじでもう全てのATMが悪魔に見える」(E.Sさん)
「300万ぐらい。あの店が悪いしサギだし、クソ台ばっかだから。私は借金しまくってても大丈夫。あの店訴えたら勝てるし、裁判で勝てば借金チャラ」(Y.Oさん)
返済が追いつかなくなる人が出て来る
全員ではありませんが、月々の自由費(生活に必要な最低限のお金を除いたお金)より、返済額の方が上回ってしまう人たちが増えてきます。皆さん食費を削ったり、お風呂の回数を減らして光熱費を削ったり、最低限の生活ですら不自由し始めて来るようです。アンケートを見ていても、何を言っているのか分からない人が散見されるのは、3社以上から借りているケースからですね。
あと、消費者金融で300万借金と言っている人がちらほらいましたが、これは筆者の設問が悪く、「最高借金額」なのか「累計借金額」なのかが曖昧なためです。
重症:漫画やドラマみたいな借金地獄
最後に、「行き着くところまで行き着いてしまった女性」のお話をご紹介します。
「結婚する前からパチンコやスロットが大好きで、ギャンブル依存症の素質はあったんだと思います。完全に拍車をかけたのは、専業主婦になったから。働かなくていいし、子供もいないし、今が今後の人生で、最後の遊び回れるチャンス!って感じで、今だけだから、今だけだからと言い聞かせながらパチンコ屋に通ってました。
生活費まで使い込むどころか、借金してまでパチンコしてるのバレて離婚されたけど、もうその時にはあのパチンコの『キュピピーン!』って音を聞かないと死んじゃうと思ってたぐらい中毒になってた。
マックスで5社から200万くらい借りてました。ちっちゃい消費者金融だと、夫の同意書にサインがあれば借りられるところがあって、そういうところ狙って借りてました。夫のサインは、初回2,000円とかやってるホストのとこ行って、次は指名するからって言えば余裕で代わりに書いてくれた。元夫は公務員だったから、同意書さえ出せばどこでもホイホイ貸してくれた。
キャバやったりもしたけどダルくなって自己破産した。今はコンビニでバイトして、週に1回だけ1パチやってますね」(K.Iさん)
(編集者注釈:消費者金融には確かに配偶者貸付という制度がありますが、配偶者本人の直筆でない同意書を出すことは詐欺行為に当たります。K.Iさんの場合、旦那さんが同意していない旨を示せば、旦那さんには責任が及びません。全てK.Iさんに返済義務が行き、消費者金融からも旦那さんからも訴えられる可能性が高いでしょう。れっきとした犯罪行為ですので、絶対に真似しないでください)
余談:ギャンブルを始めたキッカケって何?
借金とは直接関係ないですが、女性がギャンブルにハマったキッカケはどんなものがあるのかもお伺いしてみました。
- 彼氏の影響
- 友達や先輩の影響
- 興味本位
1番多いのは、彼氏に連れられてパチンコ屋に行ったというケース。ダントツで多かったですね。
次いで多かったのは友達や先輩の影響というものでした。彼氏から誘われてハマった女性が、女友達を巻き込むパターンでしょうか。
また、最近ではアニメやゲームなどを題材にしたパチンコ台・スロット台も多数出ています。興味本位を選んだ人はこういったキッカケで始めた人が多かったです。
その他の変わった理由:パチンコ屋でバイトしたから
ランキング外でしたが、意外と多かった理由が「バイトしてたから」というもの。
- パチンコ屋って昼間でも夜でも時給高い
- 時給高くて制服可愛いところ多いから
- コーヒー売って、時給+歩合アリってのが良かった
バイトしていた皆さんが口を揃えて言うのは「何時間も毎日客観的に見てると、何となく出る台の予想がつくようになってくる」ということ。
「やったことないから、一店舗の傾向とかクセとか見抜いただけで、勝てる気になっちゃう。その勘違いにビギナーズラックが重なると、もうアウトだね」(U.Iさん)
ギャンブルにはやはり出来るだけ近づかない方が安全なようです。
まとめ
今回のアンケートで分かったことは、3社以上借りるともう自分の債務状況を把握しきれなくなるか、目を完全にそむけるようになってしまうということです。確実ではありませんが、2社までならなんとか受け止めて、省みることが出来るようです。お金を借りるにしても、出来れば1社、最悪2社までにしておくことをオススメします。(借金しないに越したことはありません)