「専業主婦 お金 借りる」といったキーワードで検索をしていると一度は見たことありませんか?
「専業主婦は銀行カードローンしか利用できない」といった情報を。
ここではその情報についてもっと詳しく分かりやすく解説していきます!
目次
専業主婦は銀行カードローンしか使えません
結論からいうとその情報は正しいです。
専業主婦は、たしかに、銀行カードローンしか利用出来ないと法で決まっています。
これは「貸金業法」という消費者金融と信販会社に対する法律が改正されたためです。
貸金業法改正とは
貸金業法は主に消費者金融や信販会社等を対象にしている法律です。
「貸金業」とは、金銭の貸付け又は金銭の貸借の媒介で業として行うもの
引用元:貸金業法-法令データ提供システム
これだけ読むとお金を貸すところは全部貸金業者に見えてしまいますね。
しかし、貸金業法の中にはこんな記述もあるのです。
ただし、次に掲げるものを除く。
(中略)
貸付けを業として行うにつき他の法律に特別の規定のある者が行うもの
引用元:貸金業法-法令データ提供システム
ようするに他の法律で、別のルールがあるなら貸金業法には該当しないよってことですね。
そして、銀行は「銀行法」という別の法律に該当するので貸金業法は守らなくていいのです。
だから専業主婦でも銀行カードローンは利用できますし、逆を言えば消費者金融は専業主婦に貸せないのです。
銀行カードローンかどうかの見分け方
専業主婦は、銀行ならOKで消費者金融はNG。
しかし、世の中「なんちゃらカードローン」という名前のものが溢れかえっていて混乱しますよね。
どれが銀行カードローンなのか明確に見分ける自信がない。
そんなあなた!
どこよりも超簡単な見分け方をお教えします!
「銀行」や「バンク」という単語が入っていればOK
そう。
法律で「銀行」や「バンク」といった、利用者が銀行だと認識してしまう単語は銀行しか使っちゃいけないことになっています。
つまり、商品名やサービス名の中に銀行の文字が入っているところは銀行だと思ってOKです。
みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行のように街中で見かけるところだけではありません。
楽天銀行など店舗がないところもちゃんと国に銀行として認められています。
ノンバンク系とかネット銀行系と呼ばれるところですね。
闇金には気をつけて
ただし、注意してほしいのは闇金業者にはこんな話通じないということです。
「銀行とつけていいのは銀行だけ」というルールを逆手に取って堂々と銀行を名乗るところもあります。
では、銀行の振りをした闇金かどうか見分けるにはどうしたらいいのでしょうか。
これまたとっても簡単な答えがあります。
Wikipediaの「日本の銀行一覧」に載っていない。
それだけでもう闇金確定です。
もし見つけたら、他の人が騙されてしまうのを防ぐために、急いで警察か金融庁にご相談ください。
キャッシングとの混同にご注意
銀行カードローンのお話をしているとキャッシングという単語もよく出て来ますよね。
これが銀行カードローン界隈の話に混乱を招いています。
「銀行カードローンなの?キャッシングなの?どっちなの?」となってしまいます。
実はどちらにもあまり明確な違いはなく、皆なんとなく雰囲気で使ってしまっている風潮の方が強いです。
情報サイトは検索対策のために使っているだけ
「でも、カードローンのこととかとっても詳しく書いてるサイトでも、カードローンもキャッシングもどっちも解説してたよ?」
そう思われた方はとてもよく調べてらっしゃいますね。
情報サイトは、だいたい「カードローンも、キャッシングも、どっちも検索する人多いから両方のページ作っておこう」と考えます。
だから検索してアクセスしてもらう窓口として、キャッシングという単語も使っているだけで意味はほぼ一緒です。
かくいう当サイトも同じ対策を取っておりますので、混乱を招いている一因であることお詫びします。
金融庁かどこかがハッキリと定義してくれたら、こんな複数の窓口を用意しなくて済むので私達もありがたいのですけどね…。
最後の奥の手はクレジットカードを作っちゃうこと
さて、キャッシングの話が出たので少しこの話にも触れておきましょう。
それは、クレジットカード。
クレジットカードにもキャッシング機能がついていることはご存知の人も多いでしょう。
そして専業主婦に対する審査は現金を貸す消費者金融よりも緩いです。
クレジットカードの場合は旦那さんの職場などを記載しないといけないことが多いです。
しかし、作るのはクレジットカードなので旦那さんに説明しやすいですよね。
発行までに2週間かかってしまう上に消費者金融より少し金利も高いです。
ただ審査の通りやすさだけで考えるとクレジットカードを新しく作る方が確実です。
クレジットカードのキャッシングは金利と返済方法に注意!
ちなみに銀行カードローンと比べると4%以上高いのが相場です。
(クレジットカードの平均が18%、銀行カードローンの平均は14%)
ご自身に収入がない専業主婦の方には金利の問題も軽視してほしくないです。
返済のしやすさが大きく変わってしまう部分なので慎重に考えていただきたいです。
まずは銀行カードローンに申し込んでみて、もし審査に落ちてしまったらクレジットカードの利用を検討してみるぐらいで問題ないでしょう。
また、クレジットカード会社によってはキャッシングの返済も一括払いのみという会社もあります。
1万円借りた分は翌月1万円分返さないといけない。
その場合はあまり高額の融資には向いていない商品ですね。
ただ、今月だけ何とかしのげれば大丈夫という時にはアリです。
まとめ
- 専業主婦は銀行カードローンしか使えない
- 法律で消費者金融と信販会社は、専業主婦NGと決まっている
- 銀行と名乗っていいのは銀行だけ。
- 最悪、クレジットカードのキャッシングも視野に入れる
- 金利の比較と返済シミュレーションは慎重に!
以上です。
ちなみに、専業主婦が利用できる銀行カードローンの審査についても解説しています。
【専業主婦がカードローン審査を受ける際の注意点】
よろしければ上記リンクの記事も読んでみて下さいね!